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仕事も趣味にしましょう

楽しみとしての趣味
娯楽を求めようとして、自ら自発的にある活動を(一度ではなく)繰り返しおこなう人間の行動のことである。受動的なものもあるが、より能動的に何かを生産するものもある。自分自身が自ら(主観的に)趣味と思うものであれば、それは趣味として扱われる。一方、多くの人が趣味とするものは、「幾つもの様式化された趣味の形態」、つまり代表的な趣味として扱われている。個人単位で行う趣味もあるが、スポーツや文化・社会的活動など、多人数が集まって可能になる趣味もあり、多種多様である。技能を要求される趣味のために文化教室(カルチャースクール)が存在し一定の市場を有している。このような例としては、料理、スポーツなどがある。

趣味では労働と異なり、コストは一定の範囲内で重要視されない傾向がありその許容範囲は人によって様々である。趣味による副産物として対価が得られる場合もあるが、それが第一の目的ではなく、あくまでも自分の余暇の楽しみのために行われる。 稀に裕福な層の趣味として実利を追求せず店舗・商店など企業運営することがある。趣味としてはやや特殊な範疇である。

社会的影響力
職業(プロフェッショナル)として成立している範囲の事柄を趣味でおこなっている人を指してアマチュアと呼ぶ。一般的にはアマチュアとはプロフェッショナルよりも技量において劣るとされているが、趣味で行っているからといって活動のレベルが低いとは限らず、社会的影響が極めて大きい個人や趣味範囲が存在する。特に、職業に結びつきにくい分野では趣味としての活動がその分野の主要な進展を支えていることもある。趣味で発見された星や新種の動物(昆虫などの分野が顕著)・法則(かつては数学に顕著)・化石(古生物学分野)・遺跡(考古学分野)などが数多く存在している。ボランティアに依存している社会活動でも、趣味によって支えられている物が少なくない。

人物評価の側面
趣味は、時代、所属するグループ・地域、階層、年代、性別などによって評価が変る物がある。

趣味は個人的な嗜好でありそれ以上でも以下でもない。しかし人の評価を行う場合に趣味を重視する場合がある。この場合、趣味が人の社会的な付加価値に繋がることになる。趣味の種類によって社会性の評価にプラス・マイナスとなり、その影響を考慮して趣味を選択する人もいる。その一方で、一般に評価が高くないとされる趣味をもつ場合は、当人に対するネガティブな評価にも繋がる事があるために、その趣味への関心を表面的に抑えるような行動が近年認められる。自らの動機よりも人からの評価を高めるために趣味を求めようとする人もいる。手早くある一定の技能を身につけようとする際に利用される文化教室(カルチャースクール)の側面を指して「これらはコンプレックス産業の一種」と指摘する人もいる。批判を受けやすい趣味も存在する。現代の例として狩猟があげられる。長らく高貴な趣味とされてきたが、生命を奪うという行為のためタブーとされ積極的評価を得ることが難しくなっている。他には、日本人男性の場合であれば、音楽・芸術系を除くインドア系の趣味(とくにパソコン・プラモデル・アニメなど)をもつ者は好印象を受けない場合がある。

労働が趣味
対価を求めて行う労働・職業を趣味と云う人もいる。また、趣味を職業とした人もいる。これはある意味で幸せな事である。本気で趣味が仕事である場合には、無理を押してその趣味に走るケースも見られ、仕事中毒として病的なワーカホリックとみなされる事もある。仕事はどうしても他があって成立する事象であるだけに、個人的な趣味・嗜好で仕事の方向を誤ると、仕事の他には相手にされなくなる危険性をも含む。「何事も程々」とされる。

「ホビー」に関して
娯楽としての趣味は英語で言うところのhobbyであるが、逆に和製英語の範疇として「ホビー」と表現すると、模型ないし玩具のニュアンスが強く、いわゆる模型店や玩具店が「ホビーショップ」などとも呼ばれる。勿論、趣味には物品を製作する行為も含まれるが、 それはhobbyの一分野「hobby craft」(趣味での工芸全般を含む)である。また実利的ではない玩具で遊ぶ行為もhobbyの一種ではあるのだが、やはりhobby全般から見れば、部分的なものに留まる。

こういった和製英語定着の一端に、ホビーグッズの輸入・販売会社ポストホビーを主体とするホビージャパンの刊行する模型雑誌『月間ホビージャパン』(1969年12月より発行)で当初はミニカーなど縮小模型玩具を、後にプラモデルなど模型全般を扱ったことや、また同社がポストホビーという輸入玩具・ゲーム類の専門店を1965年より展開していることに求める意見もあるが定かではない。

好み・感覚としての趣味
美しいものや面白みのあるものについての好みや嗜好もまた趣味(英:taste, 独:Geschmack)と呼ばれる。この意味での趣味や趣味判断、趣味の対象である美、美の表象である芸術についての哲学的な考察が美学と呼ばれる。

例えば、ドイツの哲学者イマヌエル・カントは、趣味判断について哲学的考察を加えた古典的著作の一つである『判断力批判』で「趣味は、一切の利害関心なしに、満足や不満によって対象あるいは表象様式を判定する能力である。そのような満足の対象は美と呼ばれる」(§5)という定義を与えている。

調度品など品物を選定する場合の美意識や審美眼などに対して「趣味がよい/わるい」などと評価する時の趣味はこちらの意味である。

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